2019年5月21日(火)

「イスラム国」、インドに「州」設置と主張

南西ア・オセアニア
中東・アフリカ
2019/5/11 22:34
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【ニューデリー=黒沼勇史】中東の過激派組織「イスラム国」(IS)がインドに支配地「ヒンド州」を設置したと宣言した。ロイター通信が11日報じた。ISはカシミール地方のインド支配地で影響力を行使したとも主張した。

4月下旬に発表されたビデオ声明で話す「イスラム国」(IS)指導者アブバクル・バグダディ容疑者(ISメディア部門アルフルカーン提供、ロイター=共同)

ISが10日、運営する「アマク通信」を通じて主張したという。ただ、カシミール地方のインド領などにISが戦闘員を潜伏させているかは不明だ。シリアやイラクなど中東で影響力を失うなか、勢力に衰えがないと装うため「州」設置を宣言した可能性もある。

ISは4月にスリランカで起きた連続自爆テロ事件で犯行声明を出すなど、南アジアで勢力拡大を図っている。インドでも過去数年、治安当局がIS支持者とされる人物らを拘束する事件が度々起きている。

ISは2015年にアフガニスタンとパキスタンにまたがる地域を「ホラサン州」と名づけ、一方的な領有を宣言した。自爆テロの犯行声明を散発的に出すなど影響力を誇示してきたが、アフガンの反政府武装勢力タリバンなどを上回る影響力は得ていない。

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