2019年6月16日(日)

経営難の印航空ジェット救済 エティハドなど応札

サービス・食品
南西ア・オセアニア
アジアBiz
2019/5/11 5:50
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【ムンバイ=早川麗】経営難のインド航空大手ジェット・エアウェイズの救済に向け、債権者の国営インドステイト銀行は10日、アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空など数社が出資に名乗りを上げたと発表した。債権団はこの日を締め切りとしてジェットのスポンサーを入札で募っていた。

ジェット・エアウェイズの救済を求める社員たち(8日、ムンバイ空港)=ロイター

ジェットへの出資に向けて事前に意向表明書を提出していた4社のうち、正式に応札したのは既存株主のエティハド航空のみだった。同社はジェットに24%出資している。意向表明書を出していなかった企業からも複数の応札があった。

インドステイト銀はエティハド以外の応札者の名を明らかにしなかったが、声明で「債権団はこれらの応札内容も熟考する」と説明した。

締め切りの10日が迫る中、応札者が現れない懸念もあったが、複数社が名乗りを上げたことでジェットは再建へ希望をつなげた。だが同社は運航を全面停止し、パイロットら社員の流出も続いているもよう。早期にスポンサーが決まり運航を再開できなければ、再建は一段と困難になる。

ジェットは格安航空会社(LCC)との競争に加え、原油高の進行などで2018年から急速に業績が悪化した。18年3月末で約840億ルピー(約1300億円)に上る債務も負担となり、経営難に陥った。資金不足で航空機のリース代や燃料費、パイロットの給与などが払えず、4月17日の便を最後に運航をやめている。

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