サイアム・セメント、インドネシアの包装資材会社買収

2019/5/10 23:20
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【バンコク=岸本まりみ】タイ素材大手サイアム・セメント・グループは10日、インドネシアの包装資材会社ファジャール・スルヤ・ウィセサを買収すると発表した。約6億6500万ドル(約731億円)を投じ、発行済み株式の55%を取得する。東南アジア諸国連合(ASEAN)域内最大の人口を抱え、経済成長が続くインドネシアで包装事業を拡大する。

包装材事業はサイアム・セメント・グループの収益の柱の一つ

サイアム・セメントは傘下の包装材子会社を通じ、TOB(株式公開買い付け)でファジャール株を取得する。今年7~9月期には買い付けが完了するとみている。さらなる増資も検討しており、年内には結論を出す見通しだ。

サイアム・セメントは買収について「インドネシアの約2億7千万人の人口と包装紙の1人当たり消費量を考えると、市場成長の可能性はタイの約3倍ある」と説明。「将来のASEANで成長基盤を強化することができる」としている。

ファジャールはインドネシア証券取引所に上場している。2018年は138万トンの包装紙を販売し、売上高は9.94兆ルピア(約755億円)だった。従業員数は約2900人。

サイアム・セメントは積極的なM&A(合併・買収)で企業規模を拡大してきた。足元ではベトナムやフィリピン、インドネシアなど東南アジアを中心に国外事業の強化を急いでいる。18年の売上比率はタイが57%、タイ以外のASEANが25%だった。

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