プラスチック射出成型機の日精樹脂工業は10日、2022年3月期までの中期経営計画を発表した。連結売上高は19年3月期比13%増の500億円、営業利益は14%増の40億円に引き上げる方針だ。
このほど完成した米国工場など国内外4カ所の生産拠点を生かし、世界規模での部材調達と商品供給の体制確立を急ぐ。中南米など自動車関連需要がある海外市場の開拓も進める。部材などの内製化を進め、コスト削減につなげる。
同日発表した19年3月期連結決算は、純利益が前の期比75%増の25億円だった。売上高は4%増の440億円。国内を中心に自動車関連企業向け製品が好調だった。期末配当を従来予定の15円から20円に引き上げる方針だ。
20年3月期の連結純利益は前期比8%増の28億円、売上高は1%増の445億円を見込む。