国の借金1103兆円、3月末時点 3年連続で過去最大
財務省は10日、国債や借入金を合計した「国の借金」は2019年3月末時点で1103兆3543億円だったと発表した。18年度末と比べて15兆5414億円増えた。年度末の残高は3年連続で過去最大で、歳出の抑制が課題になっている。
満期10年以上の長期国債(超長期を含む)の残高が同32兆円増え、674兆円になった。政府は国債の新規発行や借り換えの際、満期が長いものを増やしている。通常は長期ほど金利は高いが、低金利のうちに発行すれば将来の利払い費が抑えられるとみる。
満期まで1年以下の短期国債や2~5年の中期国債は、18年度末より合計11兆円減った。