2019年7月21日(日)

コクヨ、ぺんてるへの4割出資を発表 海外開拓狙う

サービス・食品
2019/5/10 18:59
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コクヨは10日、筆記用具大手のぺんてるに出資したと発表した。ぺんてるの発行済み株式の37%を持つ投資ファンドを通じ、間接的に株を保有する。国内事業に軸足を置くコクヨと、海外進出を積極的に進めてきたぺんてるとで協業の可能性を探り、日本企業連合で海外市場での存在感を高める。

ぺんてるの筆頭株主は東証1部上場の投資会社、マーキュリアインベストメントが運営するファンドだ。コクヨはこのファンドの大口出資者となり、事実上の筆頭株主となる。出資額は101億円。

コクヨの文具関連売上高のうち、海外は2割程度にとどまる。一方、ぺんてるは海外で約20カ所の営業拠点を構え、海外売上高が6割強を占める。ノートが強みのコクヨと、ペンが主力のぺんてるとでは、製品の重複も少ない。ぺんてるが持つ海外の販路を活用するなど業務提携の可能性を探り、成長が期待されるアジア市場などでの成長を目指す狙いがある。

マーキュリアは日本政策投資銀行が出資する投資会社。2018年3月に傘下のファンドが、ぺんてる株を創業家から取得した。文房具やオフィス家具の大手であるコクヨとぺんてるが組むことで、相乗効果が大きくなると判断した。コクヨによる出資後も、マーキュリアはファンド運営者としてぺんてるの経営に関与する。

ぺんてるは「適時開示で発表された以上の内容は把握していない。今後、どういう対応を取るか検討する」としている。

ぺんてるは非公開企業で、18年3月期の連結売上高は409億円。世界初のノック式シャープペンシルを発売するなどした老舗企業だ。コクヨの18年12月期の連結売上高は3151億円で、国内の文房具関連メーカーでは首位。

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