2019年6月18日(火)

赤ちゃんポスト12年 20代中心に認知度課題

九州・沖縄
2019/5/10 17:54
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親が育てられない乳幼児を匿名でも受け入れる国内唯一の施設「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)が10日、運用開始から12年を迎えた。設置する慈恵病院(熊本市)の蓮田健副院長は記者会見で「預け入れ数が低調だ。ゆりかごの存在を知らずに遺棄した事件もある」と述べ、20代を中心に施設の認知度を高めていくことを、今後の課題に挙げた。

記者会見する慈恵病院の蓮田健副院長(右)と蓮田太二理事長(10日、熊本市)=共同

記者会見する慈恵病院の蓮田健副院長(右)と蓮田太二理事長(10日、熊本市)=共同

病院は、実名を医療機関に明かすことなく女性が子を産める「内密出産」制度の実現を目指している。会見に同席した蓮田太二理事長は「人に(妊娠を)知られるぐらいなら、死にたいという親もいる」と指摘し、同制度と赤ちゃんポストの取り組みを合わせて行うことの必要性を強調した。

病院によると、2007年の設置から17年度末までに預け入れられた子は計137人。17年度は7人を保護した。18年度の預入数は、熊本市が5月中に公表予定。

〔共同〕

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