2019年7月19日(金)

粉飾で債務超過を隠蔽 20億円以上借り入れ 融資詐取事件

2019/5/10 10:43
保存
共有
印刷
その他

インテリア販売会社のラポール(東京・港、破産手続き中)の融資金詐取事件で、同社が融資を申し込んだ2016年時点で債務超過状態だったことが10日、捜査関係者への取材で分かった。決算の粉飾で隠蔽していたという。同じ時期に同社が約20の金融機関から20億円を超える融資を受けていたことも分かった。

融資金のうち少なくとも約8億4千万円はラポール元社長の鈴木忍容疑者(44)らが経営に関わる別会社へ流出したとされる。警視庁組織犯罪対策4課は融資を受けた経緯や資金の詳しい流れを調べている。

捜査関係者によると、ラポールの財務状況を分析した結果、同社は遅くとも16年当初時点で負債が資産を上回る債務超過に陥っていた。同年5~9月、鈴木容疑者らが銀行に融資を申し込んだ際に示した決算書では、借入金は約10億円少なく、売上高は約4億円多く計上され、良好な財務状況に見せかけられていた。

同社は15~16年に約20の金融機関から融資を受けたが、経営が悪化したとして17年10月に民事再生法の適用を申請。再生計画案が提出できず、東京地裁が18年2月に破産手続きの開始を決定した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。