2019年9月20日(金)

米・タリバン和平協議、結論出ず持ち越しに

2019/5/10 10:00
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【ニューデリー=黒沼勇史】中東カタールで続いていたアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンと米国による和平協議は9日、結論が出ないまま終了した。タリバン側が公表した声明によると協議に「前進はあった」が、米軍をはじめとするアフガンに駐留する外国部隊の撤収時期などを巡り、溝が埋まらなかったもようだ。

米国とタリバンの和平協議は結論が出なかった(アフガニスタン東部のタリバン戦闘員)=ロイター

米国とタリバンの直接協議は5月1日に始まり、今回で6回目。タリバンはアフガン駐留米軍など外国部隊の撤収と引き換えに、アフガンからのテロ排除に努めるという2項目の先行合意をめざした。米国は、タリバンとアフガン政府の直接交渉の実現や、アフガンからの暴力の削減を含む4項目での同時合意をめざし一致できなかった。

駐留外国部隊の撤収時期を巡っても、タリバンが「1年以内の完全撤収」を求めたのに対し、米国は18カ月以内の撤収を主張し、溝が埋まらなかったもようだ。時期は未定だが、両者は交渉継続を約束した。

一方、米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長が8日の米議会公聴会で、アフガン駐留米軍の駐留延長の必要性を強調するなど、米国内でも駐留米軍の完全撤収に異論が出始めており、米タリバン和平協議に暗雲が漂い始めている。

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