2019年6月18日(火)

鈴廣かまぼこの里 「手作り体験、家族に人気」
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2019/5/9 20:16
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江戸時代から小田原・箱根地域の名産品といえばかまぼこだ。神奈川県小田原市の「鈴廣かまぼこの里」では、かまぼこやちくわなどの手作り体験ができる。子ども連れなどに人気で、今年の大型連休は連日ほぼ満員だった。揚げたての練り製品をつまみにビールを味わうこともでき、子どもだけでなく大人も楽しめる施設となっている。

職人による実演を真剣に見つめる体験参加者(神奈川県小田原市)

1865年創業の老舗、鈴廣かまぼこ(同市)が運営する。かまぼこ・ちくわの手作り体験は水曜を除き、毎日5回開催する。かまぼこは練った魚のすり身を専用のへら形の板付け包丁で板に乗せて扇形にする。職人は1本20秒程度で完成させるが、思った以上に難しい。体験者は「うまくいかない」と悪戦苦闘していた。

ちくわはすり身を竹の棒に巻き付け円筒型にする。かまぼこは70分の蒸し時間が必要だが、ちくわは20分程度で焼き上がり、すぐに食べることもできる。相模原市から家族で来た樋口瑠華さん(12)は「ちくわを丸めるのが楽しかった」と笑顔を見せた。体験料金は500円(税別)からだ。

体験施設に隣接する「鈴なり市場」には、鈴廣の多様な商品がそろう。テラス席では揚げたての練り物を片手に地ビールを楽しむ姿も見られる。レストランやビールショップも併設し、埼玉県から訪れた女性(25)は「体験や食事と、1日楽しめる」と目を輝かせた。

鈴廣はかまぼこの多様な食べ方の紹介に力を入れている。鈴なり市場ではかまぼこ専用のドレッシングやふりかけなども販売する。ピザ風のアレンジや、フルーツとの組み合わせなど、レシピも紹介している。おせち料理に使われ年末年始に需要が集中しがちなかまぼこを、1年中食べてほしいとの思いがある。

自社商品以外に、地酒や工芸品など地域産品もそろえる。「小田原・箱根を知ってもらう場所にしたい」(担当者)。かまぼこ作りの「里」である小田原・箱根を盛り上げ、地域のさらなるにぎわい創出を目指す。(横浜支局 浦崎唯美子)

■アクセス 箱根登山鉄道風祭駅直結。車は小田原箱根道路・箱根口インターチェンジから1分程度。営業時間は原則午前9時から午後6時(体験施設のあるかまぼこ博物館は午後5時)まで。

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