2019年7月21日(日)

SBG、10兆円ファンド2号立ち上げ表明 AIへ投資

ネット・IT
2019/5/9 19:12
保存
共有
印刷
その他

ソフトバンクグループ(SBG)が投資会社としての姿を鮮明にする。孫正義会長兼社長は9日、運用額10兆円規模の投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の第2号ファンドを立ち上げる方針を正式に表明した。人工知能(AI)を中心に革新的な技術を持つ企業への投資を加速させる。

9日、都内で開いた決算発表の記者会見で孫会長兼社長は第2号ファンドについて「時期や戦略については今後詰めるが、規模は(10兆円の)第1号ファンドと同程度になる」と述べた。

SBGはビジョン・ファンドを通じて「AI群戦略」と名づける投資戦略で、AI関連のトップ企業に資金を投じてきた。孫氏はその成果について「2年で世界中のユニコーンの80社が我々のファミリーになった」と述べた。「AI群戦略でソフトバンクの価値を伸ばしていきたい」として、今後もAI関連の技術を持つ企業への投資を進める方針を強調した。

SBGは投資先を連携させることでデータ収集や技術面で相乗効果を生み、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」やAIなど先端分野で強い影響力を持つプラットフォーマーとしての地位獲得を狙う。2号ファンドの設立で、その具体化を急ぐ考えだ。

孫会長兼社長は「AIは将来起こることを推論する。推論の精度をさらに高めるため、地球上に(傘下の)アームの半導体チップをばらまき、IoTで地球上の様々なデータを吸い上げる」と話した。

SBGが9日発表した2019年3月期連結決算(国際会計基準)では、純利益が投資ファンドのけん引などで前の期比36%増の1兆4111億円となった。8日発表したトヨタ自動車の19年3月期実績(1兆8828億円)を超えるかどうかが注目されていたが、届かなかった。

売上高は5%増の9兆6022億円だった。営業利益は81%増の2兆3539億円だった。ソフトバンク事業やスプリントの事業が増収で利益も改善した。(今井拓也)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。