三菱重、純利益9%増 今期、不採算案件が減少

2019/5/9 20:30
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三菱重工業は9日、2020年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比9%増の1100億円になりそうだと発表した。産業・社会基盤部門の不採算案件が減り、利益が増える。国産旅客機「MRJ」の開発費の負担も減る。年間配当は150円と前期実績から20円増やす。

売上高は5%増の4兆3千億円、本業のもうけや特別損益などを合わせた事業利益は18%増の2200億円となる。同日会見した小口正範副社長は「収益力の向上に取り組んできた成果が表れている」と話した。

主要3部門の事業利益はいずれも改善し、特に産業・社会基盤が1100億円と前期比で57%増える。海外の鉄道システムなどで不採算案件が減る。製鉄機械の採算改善や物流機器の伸びも貢献する。

MRJの開発費がピークを過ぎ、前期の851億円から減るため、航空・防衛・宇宙も200億円の赤字と、前期から174億円赤字幅が縮小する。火力発電機器などの部門も豊富な受注残を背景に増益が続く。

同日発表した19年3月期の連結最終損益は1013億円の黒字(前の期は73億円の赤字)だった。火力発電機器の部門が好調で、約300億円の土地売却益も貢献した。

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