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FDK、容量3.5倍の小型全固体電池 使い勝手高める

電子部品メーカーのFDKは9日、容量を従来比で約3.5倍に増やした全固体電池を開発したと発表した。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」機器や、体に装着するウエアラブル端末などに組み込んで使う。家電分野で用途を広げる。体積当たりに蓄えられるエネルギー量を約2.5倍にし、電子部品規格に準拠した形状にするなど、使い勝手を高めた。

FDKが開発した全固体電池は充放電できる2次電池で、電子部品のように機器に組み込んで使う。機器を小型化できるだけでなく、電池交換の手間も減る。液体の電解質を使わず、高い安全性や耐久性が特徴だ。これまで利用が難しかった過酷な現場でも利用できそうだ。

IoT機器やウエアラブル機器、パソコンなどに内蔵するリアルタイムクロック、マイコンなどでも利用を想定する。

電池容量は500マイクロアンペア時と酸化物系の材料を使う表面実装式の全固体電池としては「業界最高レベル」(同社)という。公称電圧は3ボルト、長さ4.5ミリメートル、幅3.2ミリ、厚さ1.6ミリ。セ氏マイナス20度~105度と幅広い温度範囲で使える。

FDKは5月中旬からサンプル出荷を始める。価格は非公表。2020年度から量産化する予定だ。同社は18年11月に「全固体電池事業推進準備室」を発足し、早期の事業化を目指している。

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