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ソフトバンクG「2号ファンドの設立準備」 孫会長表明

企業決算
2019/5/9 14:02 (2019/5/9 18:03更新)
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ソフトバンクグループ(SBG)が9日15時、2019年3月期連結決算(国際会計基準)を発表した。株式市場が注目していた純利益は、投資ファンドのけん引などで前の期比36%増の1兆4111億円だった。8日発表したトヨタ自動車の19年3月期実績(1兆8828億円)を超えるかどうかが注目されていたが、届かなかった。16時から開いた決算会見では、孫正義会長兼社長がビジョンファンドの第2号ファンド設立の準備に入ったことを明らかにした。

会見は17時34分に終了。会見での孫会長の発言をタイムライン形式でまとめた。

【17時31分】トヨタは世界で尊敬されるパートーナー

トヨタ自動車の営業利益と肩を並べ、時価総額でも迫りつつあることについて、孫会長は「トヨタは世界で尊敬されるパートナーでもあり、大変尊敬している。彼らはMaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)として進化していくと言っているので成長してほしいし、我々は我々で別途成長していきたい」と言うにとどめた。

【17時28分】ビジョンファンドは私の情熱の97%

第2号ファンドにサウジアラビアからの出資の有無を問われた孫会長は「投資家と規模についてはまだ時期尚早なのでノーコメント」とした。新規株式公開(IPO)の可能性についても「ノーコメント」と話し、「ビジョンファンドは私の情熱の97%を占める」と続けた。

【17時25分】株式の51%はとらない

「AIに特化する形で、それぞれの世界のナンバーワンだけを組み合わせる。あえて51%の株式を取りに行かない。我々なりの進化をする」と語った。

【17時23分】新紙幣の渋沢氏とは違う観点の経営で進化遂げる

孫会長が尊敬する渋沢栄一氏が新紙幣に選ばれたことについて質問があり、「我々の戦略は渋沢氏が育てた会社とは違う観点で違う進化を遂げる。彼らを模倣するのではなく別物として進化する」と述べた。

決算発表するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(9日午後、東京都千代田区)

決算発表するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(9日午後、東京都千代田区)

【17時18分】QRコード決済のデータはAIにとって大変重要

孫会長はAI時代のQRコード決済の価値を問われ、「決済データは大変重要なAIのデータ。決済データを握っていないと、次のお金の流れを推論できない」と語った。中国が世界に先駆けてキャッシュレス社会を進化させ、東南アジアやインドが続いていることについて「米国ですら取り残されている状況だ。日本も取り残されてはいけない」と強調した。

【17時17分】米携帯事業合併は米消費者や5G強化にとってベスト

孫会長は、SBG傘下で米携帯電話4位のスプリントについて「事業は苦しいながらも一応順調」話した。同3位TモバイルUSとの合併については「これからの5G(次世代通信規格)など中長期で考えると、両社の合併は、両社にとっても米国の消費者にとっても国家戦略としての5G強化でみても、ベストだと信じているし理にかなっている」と強調した。米当局が承認に難色を示しているとされることについては「あくまで政府当局が最終決定することだが、合併が良いことだと伝わると信じているし、説得の努力をしている」とした。

【17時15分】ヤフー子会社化で得る資金は第2号ファンドへ充当

携帯事業会社のソフトバンクのヤフーの子会社化について、事業会社のソフトバンクの宮内謙社長から申し出があったと説明。ヤフーがソフトバンクグループの持つヤフー株を買い取ることで得る資金について「財務バランスの強化やビジョンファンドの第2号ファンドの資金などにバランス良く使う」と話した。

【17時14分】質疑応答が始まる

【17時10分】20年3月期の配当総額を927億円と倍増

孫会長は19年度の配当総額を927億円に倍増すると発表し「株主の期待にやっと応えられるフェーズが来た」と述べた。さらに「これから二次曲線で株主価値を増やしていく」と決意を述べた。

【17時07分】情熱燃えたぎり髪がもう一回生えてきそうだ

会見開始から1時間を過ぎても孫会長の勢いは止まらない。孫会長は「成長率が1倍以下の産業を再建する『再建の神様』がいるが、アタマの使い方が間違えている。伸びているところにアタマを切り替えれば良いじゃないか」と話した。「これからまたネットの新しい時代がやってくる。情熱が燃えたぎって、髪の毛がもう一回生えてきそうだ」と満面の笑みで語った。

【17時05分】ネット産業の時価総額は計1000倍に

過去25年間で自動車産業の時価総額の合計は10倍になり全工業の時価総額の合計は23倍になった。一方で、インターネット産業の時価総額の合計は1000倍になったという。孫会長は「だから世界の時価総額トップ10社のうち7社はネット企業なのだ」と語気を強めた。

決算発表するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(9日、東京都千代田区)

決算発表するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(9日、東京都千代田区)

【17時00分】AIとIoTを連携させる

孫会長は「AIは将来起こることを推論する。推論の精度をさらに高めるため、IoTで様々なデータを刻々と吸い上げる。地球上に(傘下の)アームの半導体チップをばらまき、地球上の様々なデータを吸い上げる」と強調、AIとIoTを連係させる構想を語った。

【16時55分】ネットは広告と小売りの革新に

孫会長は「インターネットは広告と小売りで革新を起こした」と述べ、「(ビジョンファンドの投資テーマとなる)人工知能(AI)はどの業界を革新するのだろうか。AIはあらゆる産業を革新する」との見解を述べた。

【16時53分】出資先のAI使った血液生体検査企業の株式価値は6倍に

孫会長は、ビジョンファンドの出資先で人工知能(AI)による総合血液生体検査サービスを手掛ける米ガーダントを紹介。血液検査によるDNAの解析結果をAIが読み取りがんを早期発見できるガーダントは18年に上場した。ビジョン・ファンドが出資して2年弱で、保有株式価値が6倍の約2000億円に増加したという。

【16時50分】第2号ファンドの設立準備へ

孫会長は「(ビジョンファンドに続く)第2号ファンドの設立準備に入った」と明らかにした。規模や時期については今後詰めるとしたが、「第1号ファンドと同じくらいの規模になる」と強調した。

決算発表するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(9日午後、東京都千代田区)

決算発表するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(9日午後、東京都千代田区)

【16時43分】ビジョンファンドの出資先はナンバー1ばかり

孫会長はビジョンファンドの出資先について「人工知能(AI)とユニコーンに特化しているため、シナジーを出しやすい」と説明。「しかもその分野でナンバー1の会社ばかり。私はナンバー2は嫌いだ。性格的に受け入れられない。子どもの頃から、やる以上はナンバーワンしか目指さない」と笑いながら語った。

【16時38分】ビジョンファンドの利回りは62%

ビジョンファンドのSBG株主への貢献について、孫会長は「SBG株主に直接帰属する利益と成果報酬を合わせて(利回りは)62%に達する」と明らかにした。その上で「62%は高すぎるが、高い収益を上げている。AIに特化してユニコーンに投資、シナジーを追求しているから実現できている」と胸を張った。

【16時35分】ビジョンファンドが得られるネット収益は優先出資の45%

孫会長は「ビジョンファンドがSBGの経営のエンジンだ」と話しファンドの説明を開始。運営は10兆円で、4兆円は優先出資という。孫会長は「ビジョンファンドが手数料を差し引いた後に配分を受けるネットの収益は45%。世界中に色々な投資ファンドや株式信託などの投資機会があるが、我々は最も高い好成績を、これだけの規模で上げることができた」と豪語した。

【16時28分】ビジョンファンドの出資先は2年間で約80社に

孫会長は背後のスクリーンに映したビジョンファンドの出資先を指し示しながら、「2年間で世界中のユニコーン約80社が我々のファミリーに入った」と語った。

【16時24分】負債の株式に占める比率を25%に

孫会長は「保有している株式価値に対する直接的な純負債の比率(LTV)を25%未満にする」との財務方針を示した。さらに「少なくとも2年分の社債償還資金を保持し、ファンドや子会社からの継続的な配当収入も確保する」と続けた。

【16時20分】SBGの経営はシンプル

孫会長は「うちの経営は複雑怪奇だと言われているが、それは物事の真実を見抜こうとしていないのではないか。ことはシンプルだ。保有している株式以外の財産はほとんど無い」と話した。

【16時18分】私の目線は株式価値の最大化

孫会長は「私は会計上の売上高や利益に目線を置いて経営をしていない。投資会社に本業を変えると2年前に宣言し、経営の目線として取り組んでいるのは株主価値を最大化することだけだ」と話した。会社の価値については「保有株式が27兆円。純負債が4兆円あるので、引き算して23兆円になる」と改めて説明した。

【16時15分】

孫会長は業績の見通しについて、「19年3月期まで3年連続で純利益が1兆円を超えた。新年度もほぼ確実に超え、4年連続で1兆円を超えるめどがたった」と述べた。

【16時10分】会社の価値は1株当たり2万1688円

決算発表するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(9日午後、東京都千代田区)

決算発表するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(9日午後、東京都千代田区)

孫会長は「SBGの株主価値は23兆円で1株当たり2万1688円になる。今日の一番大事なことはこれだけ。これからどうでもいい連結業績の数字発表が続くが、今日はこの数字だけを覚えて帰ってほしい」と強調。会場となった都内のホテルに詰めかけた数百人の笑いを誘った。

【16時00分】「会見では将来の方向性を語る」

孫会長は決算会見の冒頭で「インターネット業界は非常に大きい。時価総額10位中7位がネット企業だが、その中ではSBGは小さい。経営者、事業家として恥ずかしい」と話した。その上で「今日の決算発表では将来の経営の方向性を語る」と述べた。

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