2019年6月18日(火)

中国の消費者物価、4月2.5%上昇 豚肉が押し上げ

中国・台湾
2019/5/9 11:29
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【北京=原田逸策】中国国家統計局が9日発表した2019年4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.5%上昇した。上昇幅は前月より0.2ポイント拡大し、昨年10月から6カ月ぶりの高水準だ。前月比でみても3月の0.4%下落から4月は0.1%の上昇に転じた。家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」のまん延による豚肉の値上がりが全体を押し上げた。

中国の消費者は豚肉の価格に敏感だ(北京市内のスーパー)

4月の豚肉価格は前年同月比14%上昇し、CPIを0.3ポイント押し上げた。アフリカ豚コレラにより豚の飼育頭数が大幅に減ったことが響いた。中国農業農村省は「今年10~12月に豚肉価格が過去最高を更新する」とみており、豚肉の高騰がCPIに与える影響はこれから本格化する。

米国との貿易戦争が再び激しくなったことも懸念材料だ。中国は米国産豚肉に追加関税をかけているが、供給不足から関税を負担してでも輸入を増やしており、19年の輸入量は過去最高に達する見込み。豚肉は中国の庶民の食卓に欠かせない食材。貿易戦争が長引けば高い豚肉を買い続けるため、豚肉価格をさらに押し上げかねない。

一方、同日発表した4月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比0.9%上昇した。上昇幅は前月より0.5ポイント拡大し、昨年12月以来の高水準だった。業種別では石油・ガスの採掘、鉄鉱石の採掘など資源関連の上昇が目立った。

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