2019年6月18日(火)

フィリピン中間選、最終盤も大統領派優勢

東南アジア
2019/5/9 10:35
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【マニラ=遠藤淳】フィリピンで13日に行われる統一国政・地方選挙(中間選挙)の選挙戦が最終盤を迎えている。発言力の大きい上院では、ドゥテルテ大統領を支持する候補者が優勢を保ち、少数の反対派は苦戦を強いられている。支持派が議席を伸ばせば、ドゥテルテ氏の議会に対する影響力は増し、強権体制が続きそうだ。

選挙集会でマイクを手に支持を訴える上院選候補者(6日、フィリピン・ラグナ州)

「ドゥテルテ大統領が刑務所に行くのであれば、私も行く」。上院選の立候補者クリストファー・ゴー氏は5日、首都マニラの選挙集会で声を上げた。同氏は大統領の前特別補佐官で最側近とされる。強引な薬物捜査が批判されるドゥテルテ氏への支持を改めて表明、参加者の歓声を集めた。

反ドゥテルテ派は8日、マニラで大規模な集会を開いた。8人の候補者が参加し、応援に駆けつけたロブレド副大統領は「団結して投票しよう」と呼びかけた。

最新の世論調査では、上院の当選圏内にはゴー氏や元国家警察長官のデラロサ氏らドゥテルテ氏に近い人物が並ぶ。反ドゥテルテを鮮明にするのは、アキノ前大統領のおいのバム・アキノ上院議員だけ。2016年の大統領選に出たマヌエル・ロハス前上院議員は圏外に落ち、ドゥテルテ派の勢いが続いている。

中間選挙は大統領の6年任期の折り返しの年に行われ、上院の半数(改選12議席)と下院(約300議席)、知事、市長らを一斉に選ぶ。上院で大統領を支持する議員、反対派の議員が増えるかどうかが注目される。13日の投票終了後すぐに開票作業が始まり、選挙管理委員会が数日後をめどに結果を発表する見通しだ。

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