2019年6月19日(水)

ブラジル中銀、政策金利6.5%で据え置き 9会合連続

中南米
2019/5/9 6:36
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【ボアビスタ(ブラジル北部)=外山尚之】ブラジル中央銀行は8日、政策金利を年6.5%に据え置くと発表した。据え置きは9会合連続で、市場予想通り。足元のインフレ率は上昇傾向にあるが、「適切な水準にある」として、様子見を続ける。

3月のインフレ率は年率4.58%だった(サンパウロのスーパー)

全会一致で据え置きを決めた。2018年3月に利下げして以来、政策金利は6.5%の状態が続いている。声明には「(ブラジルの)経済の緩やかな回復は続く」とする一方、「世界経済の成長鈍化というリスクは残る」と明記した。

ブラジル地理統計院(IBGE)によると、3月の消費者物価指数IPCAは前年比4.58%のプラス。2月から0.69ポイント上昇した。食料品や公共交通機関の値上げが反映された。中銀は19年のインフレ率予測を4%と前回会合から0.1ポイント引き上げた。

足元のブラジル経済は減速が意識されている。財政再建の要となる年金改革法案が議会で審議されているが、見通しは不透明な状況で、レアルは対ドルで弱含んだ状況が続く。中銀は年末の政策金利予想を6.5%で変えておらず、金利据え置きが長引く可能性がある。

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