2019年7月17日(水)

ファーウェイ副会長、カナダ裁判所に2回目の出廷
弁護団、逮捕は「違法」

ファーウェイ
ネット・IT
中国・台湾
北米
2019/5/9 4:35
保存
共有
印刷
その他

【ニューヨーク=高橋そら】中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)は8日、カナダ西部バンクーバーの裁判所に出廷した。同氏の出廷は3月に続き2回目。米国への身柄引き渡し審理の開始を巡り、日程調整や司法手続きなどを進めたとみられる。次回の出廷は9月23日となる。カナダメディアが報じた。

バンクーバーの自宅を出発するファーウェイの孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(8日)=ロイター

孟氏は現在、カナダで保釈中。この日は黒のワンピース姿で裁判所に姿を見せた。弁護団は2018年12月にカナダ当局が空港で孟氏を拘束した際の対応が適切ではなく、逮捕は「違法だ」と主張した。

報道によると、弁護団は逮捕の背景に政治的な意図があるとの見解も示した。トランプ米大統領は昨年「(中国との)貿易で過去最大の取引をすることや安全保障にプラスになるのであれば必ず介入するだろう」と発言していた。弁護団はトランプ氏の発言について「法の支配を脅かし損なう」と述べ「米国から孟氏の身柄引き渡しを要求する権利を剥奪すべきだ」と無罪を主張した。

ファーウェイも「孟氏は潔白であると信じている。米国の命令による逮捕は不正なもので、政治的な意図が背景にあると考えている」との声明を発表した。

本格的な引き渡し審理はまだ始まっておらず、一連のプロセスは長期化する可能性もある。検察側は8月末までに引き渡し審理を開始する日程を提案したが、弁護側は情報開示請求などに時間がかかるとして10月の開始を主張した。

カナダ当局は18年12月、米国の要請によりバンクーバーで孟氏を逮捕した。米国はその後、イランとの違法な金融取引に関わった罪などで孟氏を起訴し、カナダに身柄の送還要請を正式送付した。カナダ司法省は3月に同氏の米国への身柄の引き渡し手続きを進める許可を出した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。