2019年6月18日(火)

VWの新型EV、3万ユーロ以下で販売 名称は「ID.3」
年10万台販売目指す

自動車・機械
ヨーロッパ
2019/5/8 22:21
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【ベルリン=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は8日、2020年に発売する新型電気自動車(EV)の名称を「ID.3」にすると発表した。往年の名車「ビートル」と「ゴルフ」に続く第3の名車にとの期待を込めた。ドイツでの価格は3万ユーロ(約370万円)以下からとし、同日先行予約を開始した。数年以内に欧州で年間10万台を販売する計画だ。

VWがカムフラージュして公開した「ID.3」(8日、ベルリン)

VWがカムフラージュして公開した「ID.3」(8日、ベルリン)

ID.3は同社が社運をかけて開発したEV専用車台「MEB」を採用する最初のモデルとなる。電池の容量は3種類用意し、満充電での走行距離は330~550キロメートルとなる。新車価格に維持費などを含めた総保有費用は、各国政府の補助金などを含めるとガソリンなどのエンジン搭載車より3割安くなるとした。

ベルリンで開いた発表イベントではカムフラージュ模様に包まれた車体を公開。量産モデルの外観や、日本を含む欧州域外での販売など詳細は、9月のフランクフルト国際自動車ショーでの正式発表後に明らかにするとして言及を避けた。

ID.3の名称は、3が自動車業界で「ゴルフ」やトヨタ自動車の「カローラ」などのコンパクトカーのカテゴリーを示す数字という意味もある。VW乗用車ブランドの販売を率いるユルゲン・シュタックマン氏は記者会見で「3を皮切りにさらに小型の車にも大型車にも品ぞろえを拡大していく。EVをニッチから大量生産商品に変える」と意気込んだ。

予約開始に合わせてEVの充電方法や走行距離などを解説するウェブサイトも開設。20年以降に相次いで投入するIDシリーズ全体で25年に世界で100万台の販売を目指す。VWは独アウディなどを含むグループ全体では28年までに2200万台のEVを販売する計画だ。

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