長野県とソフトバンク、保育園見守りで実証実験
長野県は5月からソフトバンクと連携し、あらゆるモノがネットにつながるIoTなどを活用して保育園の業務を効率化する実証実験を始める。昼寝中の園児の呼吸や心拍の状態を検知する特殊なマットを使い、園児の状態に異常があった場合に保育士に警報を送るシステムなどを試す。8月まで実施し、保育士の業務負担軽減効果などを検証する。
安曇野市と塩尻市のそれぞれ2園で実験する。ソフトバンク子会社のhugmo(東京・港)が提供するスマートフォン(スマホ)やタブレット向けアプリで昼寝中の園児の状態を確認する。
保育園と保護者の連絡アプリ「ハグノート」も活用する。連絡事項や保護者宛ての「お便り」のほか、子どもの様子を保育士が写真付きで保護者に送ることができる。
県とソフトバンクは県民サービスの向上に向けた包括連携協定を結んでいる。県は今回の実験で効果が確認できれば、ほかの市町村にも広げたい考えだ。