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カワテックス、高圧水素タンクを開発へ

水素ステーションや水素自動車での活用を見込む

タンク・プラント製造のカワテックス(北海道砂川市)は2019年内に高圧水素タンクを開発する。軽くて耐熱性に優れる炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を使う。水素ステーションなどでの活用を見込む。道内では日本製鋼所が室蘭市で開発を進めているが、中小企業では珍しい。3~4年後をめどに販売する。

開発するのは水素自動車に使われる容量60リットルのタンクだ。アルミ合金でできた容器にCFRPを巻きつけて補強する。既に材料の選定や製造工程については確認が終わった。今後は実際に内部から圧力を加えて容器を破裂させ、耐久性や破損の箇所を試験していく。

CFRPで補強したタンクの重量は1トン程度となる。分厚い金属で圧力に耐えられるようにした従来の製品(5~10トン)と比べ軽く、運搬に向いている。水素自動車のほか、何本も用意して水素ステーション向けに需要があるとみている。

タンクは予算の限られた民間企業でも手を出しやすい価格にする。現状の製造費はタンク1本につき250万円程度かかる。材料の調達費を抑えるなどして、将来はこれを100万円以下に抑える。河戸三千之社長は「今の価格帯ではほとんどの水素ステーションが赤字になってしまい、整備が進まない」と語る。

水素タンクは世界で開発が進められており、道内では日本製鋼所室蘭製作所が開発・販売を進めている。カワテックスは鉄やFRPなど複数の素材をまとめて加工するノウハウがあり、シェア争いで優位に立てるとみている。取引のあるガソリンスタンドが水素ステーションに転換する際にも、タンクの供給を提案する。

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