2019年5月23日(木)

シャープ、米国でのテレビ事業に再参入へ
19年後半、中国・海信集団と合意

エレクトロニクス
北米
関西
2019/5/8 19:24
保存
共有
印刷
その他

シャープは8日、2019年後半にも米国でテレビ事業に再参入すると発表した。経営危機下の16年に中国電機大手の海信集団(ハイセンス)に米州での商標権を供与したのに伴い、自社のテレビを販売できなかったが、同日までにハイセンス側と米国での販売再開について合意した。中国に次ぐ世界2位の市場への再参入で主力の液晶テレビの販売拡大を目指す。

シャープは高精細の8Kテレビなどを中心に米国で販売するもようだ

シャープは今後、高精細の8K・4Kテレビといった高価格帯の機種を中心に米国で販売し、市場開拓を進めていく模様だ。親会社である台湾の鴻海精密工業も米ウィスコンシン州で液晶パネル工場建設を進めている。こうした動きとも歩調を合わせ、米国で8K市場の創出につなげる。カナダやメキシコなどハイセンスが商標権を持つ残りの米州の国への再参入についても協議を進めていく方針だ。

シャープは経営危機にあった15年に北米事業からの撤退を決め、16年から5年間の契約で「シャープ」や「アクオス」といった商標の使用権をハイセンスに供与した。だが16年に鴻海傘下に入ると戦略を転換し、商標権の買い戻しに動いた。一時は特許侵害などを理由にシャープがハイセンスを米連邦裁判所に提訴するなど泥沼化したが、17年末頃にシャープが全ての訴えを取り下げ、再参入に向けた交渉を進めていた。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報