検査画像などの診療情報、スマホで確認 総合大雄会病院
自身の検査画像や投薬履歴などの診療情報を、患者がスマートフォン(スマホ)からインターネットを介して手軽に確認できる取り組みを愛知県一宮市の総合大雄会病院が8日までに始めた。同病院側は「患者に病気への理解を深めてもらえるほか、旅行先や大規模災害などの緊急時に通院先へ病状を正確に伝えられる」としている。

医療情報サービスを手掛けるメディカル・データ・ビジョンが開発したシステム「CADA-BOX」を利用する。同病院から発行されたIDとパスワードでログインすると、コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)といった検査画像や血液検査結果、投薬履歴などが確認できる。
事前登録をすれば医療費を口座引き落としなどで支払うことも可能で、診療後に支払いまで待たなくて済むという。同様の取り組みは全国の複数の医療機関でも導入されている。