2019年6月16日(日)

独コメルツ銀の純利益54%減 1~3月、税負担増で

金融機関
ヨーロッパ
2019/5/8 18:00
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【ロンドン=篠崎健太】ドイツ金融大手のコメルツ銀行が8日発表した2019年1~3月期の連結決算は、最終的なもうけを示す純利益が前年同期比54%減の1億2000万ユーロ(約148億円)だった。税負担が膨らんだことが響いた。仏銀大手ソシエテ・ジェネラルへの売却を決めている株式市場・商品部門の不振も重荷になった。

独コメルツ銀行はドイツ銀行との統合交渉が4月に破談になった=ロイター

売上高にあたる収入は3%減の21億5600万ユーロだった。保有資産の評価替えが押し下げたほか、純手数料収入が減った。一方で純金利収入は12億3100万ユーロと12%増えた。1~3月期には新たに12万3000人の個人顧客と800の法人顧客をそれぞれ獲得した。低金利下での競争は厳しいが、顧客基盤を広げて金利収入を伸ばした。

コメルツ銀は独大手ドイツ銀行との統合交渉が4月に破談となった。ドイツ全土に幅広い店舗網と取引先を持つ強みがあり、イタリアのウニクレディトなど複数の欧州銀が買収に関心を示しているとされる。

コメルツ銀のシュテファン・エンゲルス最高財務責任者(CFO)は同日の決算説明会で、合併破談には言及しなかった。足元の業績は「年内に50万人の新規客獲得の目標へ順調だ」と強調し、事業のデジタル化を押し進める考えを示した。

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