2019年6月27日(木)

米国務長官、イラクを電撃訪問 訪独はキャンセル

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2019/5/8 6:24 (2019/5/8 7:20更新)
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7日、フィンランドで専用機に乗り込むポンペオ米国務長官=AP

7日、フィンランドで専用機に乗り込むポンペオ米国務長官=AP

【ワシントン=中村亮】ポンペオ米国務長官は7日、イラクの首都バグダッドを予告なしに訪問した。イラクのアブドルマハディ首相らと会談し「中東地域の脅威はイランだとの考えで一致する米国と同盟国はイラクとの強固な関係を継続する」との考えを伝えた。イランが挑発行動を加速していると説明し、歴史的に同国と親しい関係にあるイラクに対イラン政策での協力を求めたもようだ。

ポンペオ氏は同日に予定していたベルリンでのメルケル独首相との会談を直前にキャンセルし、イラクに急きょ向かった。トランプ大統領には6日夜に訪問先の変更を伝えた。バグダッドに向かう機内で記者団にイラク訪問の理由を「イランが(地域を不安定にする)活動を活発化させているためだ」と説明した。

CNNテレビは7日、米政権はイランがペルシャ湾周辺で短距離弾道ミサイルを運搬する兆候をつかんだと報じた。地域の駐留米軍が標的になる可能性があると警戒を強めたという。イラク駐留の米軍に対してイラン傘下の武装勢力などが攻撃を計画したとの報道もある。

イラクはエネルギー調達でイランに依存する。イラクにはイラン革命防衛隊と関係のある武装勢力も活動している。イラン包囲網を構築したいポンペオ氏はイランの脅威が高まる中なかでイラク首脳と会談し、対イラン政策での協力を取り付けようとした可能性がある。

米国は対イラン圧力を強めている。ロイター通信によると、5日にペルシャ湾に派遣を決めた「爆撃部隊」には核兵器を搭載できる4機の戦略爆撃機B52が含まれる。地中海に展開している空母エーブラハム・リンカーンのほか、ミサイル巡洋艦、ミサイル駆逐艦、原子力潜水艦などで編成する「空母打撃群」も派遣する。

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