2019年6月17日(月)

米政権、元法律顧問に資料提出させず ロシア疑惑で

トランプ政権
北米
2019/5/8 5:26
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【ワシントン=中村亮】米ホワイトハウスは7日、トランプ政権下で法律顧問を務めたドナルド・マクガーン氏にロシア疑惑捜査に関する文書を議会に提出しないよう指示したと明らかにした。マクガーン氏も政権の意向に従う考えを示した。ロシア疑惑をめぐり、トランプ大統領の追及を続ける野党・民主党が反発するのは確実だ。

ホワイトハウス元法律顧問のマクガーン氏はロシア疑惑捜査のキーマンだ=AP

ホワイトハウスは下院司法委員会に宛てた書簡で「マクガーン氏が所持している記録はホワイトハウスの管理下にある」と強調した。マクガーン氏も弁護士を通じて政権と議会が折り合うまで文書を提出しない方針を示した。司法委はマクガーン氏に議会証言にも応じるよう求めてきたが、政権が拒否する可能性がある。

マクガーン氏はトランプ氏がロシア疑惑の捜査を妨げた疑いを巡るキーマンとみられている。捜査を担当したモラー特別検察官の解任を司法省に指示するようトランプ氏から働きかけを受けた。トランプ氏が初期段階の疑惑捜査を指揮したコミー米連邦捜査局(FBI)長官を解任した件の内幕も知る人物だ。

与野党はロシア疑惑をめぐって対立を深めている。与党・共和党上院トップのマコネル院内総務は7日に議会で「ロシア疑惑は解決済みだ」と断言した。一方、民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務は同日の声明で「政権と共和党上院は(疑惑調査に対して)前例のない危険な妨害活動をしている」と批判した。

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