北朝鮮への食糧支援を支持 トランプ氏、韓国大統領に
【ソウル=恩地洋介】トランプ米大統領と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日夜、北朝鮮が4日に飛翔(ひしょう)体を発射した問題などを巡り電話協議した。韓国大統領府によると、両首脳は北朝鮮の対話路線を維持するため、非核化交渉の早期再開に向けた策を話し合った。トランプ氏は韓国による北朝鮮への食糧支援を支持する考えも伝えたという。
国連世界食糧計画(WFP)などによると、2018年の猛暑の影響で北朝鮮の農産物収穫量は過去10年で最低水準に落ち込んだ。トランプ氏はこれに関し「韓国が人道的なレベルで北朝鮮に食糧を提供することは時宜にかなっている」と述べた。両首脳はトランプ氏が近い時期に訪韓する日程を調整する方針も確認した。

金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。