2019年7月23日(火)

アジア事業の香港上場を検討、ビール最大手インベブ

サービス・食品
ヨーロッパ
2019/5/7 21:15
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【ジュネーブ=細川倫太郎】ビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)は7日、アジア太平洋事業の少数株式を香港証券取引所に上場させることを検討していると発表した。同社は2016年、世界2位の英国のSABミラーを買収した際に1000億ドル(約11兆円)以上の負債を抱え、キャッシュフローの改善策を模索している。

インベブは英SABミラーの買収で巨額の負債を抱えた=ロイター

7日、「上場に向け積極的に調査している。手続きを進められるかどうかは市場環境などあらゆる要素による」とのコメントを発表した。上場の利点として、成長著しいアジア太平洋地域で確固たる地位を築けると説明した。

インベブは財務内容の改善を急いでいる。16~17年にはアサヒグループホールディングスに計約1兆円で欧州のビール事業を売却し、リストラなどコスト削減も加速している。投資家が重視するEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)に対する純有利子負債の倍率は18年末時点で4.6倍。インベブは20年末までにこれを4倍以下にする目標を掲げている。

米ブルームバーグ通信は、今回の上場が実現すれば資金調達額は50億ドル以上になる可能性があると伝えている。インベブは大規模な資金調達で債務負担を軽減する狙いがあるとみられる。さらに同社最大の市場である米国ではビールの販売量が伸び悩んでおり、業績のテコ入れも大きな課題となっている。

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