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業績ニュース

千代田化工の損失2倍に 三菱商事、リスク管理を主導へ
前期最終2150億円の赤字

2019/5/7 19:30
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千代田化工建設は7日、2019年3月期の業績予想を下方修正した。連結最終損益は2150億円の赤字(前の期は64億円の黒字)と、赤字が2倍になったようだと発表した。債務超過に陥ったとみられる。大株主の三菱商事が3度目となる経営支援に乗り出すにあたってリスクを洗い出し、損失処理を迫った。三菱商事主導で管理を徹底して立て直しを図る。

業績下方修正はこの期だけで2回目だ。18年10月に従来予想を約1100億円引き下げ、1050億円の赤字になると発表。山東理二社長は「これ以上の損益悪化はない」としていたが、わずか半年でさらに1000億円以上、下振れした。

千代田化工の株価は7日、連休前の4月26日比で一時39円(11%)安の313円まで落ち込んだ。三菱商事も一時76円(2%)安の2980円となった。

7日に開いたアナリスト向けの説明会で山東社長は「リスクの査定を見直し、さらに厳しくコストを見積もった」と下方修正の理由を説明した。背中を押したのが、千代田化工に不信感を抱く三菱商事だ。

千代田化工は1990年代末と2008年ごろにも経営危機を経験している。その度に三菱商事が支援し、出資比率は3割超まで高まった。ただ、危機を乗り越えた途端に「積極受注に転じるなど反省していない」(三菱商事幹部)。「事前に正確な情報が入って来ない」と憤る三菱商事関係者もいる。

千代田化工が18年11月に30人規模で設置したリスク管理の専門組織には、三菱商事が幹部ら複数の人材を送り込んだ。米国で進めている液化天然ガス(LNG)プロジェクトでは設計の不備から数百億円の追加損失が出ることなどが判明し、前期決算の下方修正につながった。今後も三菱商事がリスク管理を主導していく。

それでも市場関係者の間では厳しい見方が多い。SMBC日興証券の大内卓シニアアナリストは「まだ悪材料出尽くしにはならない印象だ」と指摘する。今回も再建につなげられなければ、三菱商事も責任を問われかねない。

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