2019年6月18日(火)

中部の大型連休、国内線旅客2割増 渋滞は倍増

サービス・食品
中部
2019/5/7 19:00
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新元号「令和」への改元に伴う初の最大10連休が明けた。中部の交通機関やレジャー施設はゴールデンウイーク(GW)の観光需要で盛り上がった。長期休暇と祝賀ムードが相まって個人消費も弾みが付き、百貨店の売上高も好調だった。

有名書道家が「令和」を描く書道パフォーマンスも(1日、JR名古屋高島屋)

ヒト、モノとも往来が活発だった。中部国際空港ではGW期間中に国内線の旅客数が全日本空輸は前年に比べ約14万3000人、日本航空は4万2500人とともに約2割増えた。国内線で羽田や成田に向かい、欧米などの長距離国際線に乗り継ぐ需要が伸びている。

JR東海によると、東海道新幹線の利用客は前年に比べ18%増えた。4月26日~5月6日の10日間で約458万人に達した。中日本高速道路の交通量は10キロメートル以上の渋滞が553回と、30キロメートル以上も51回とともにほぼ倍増した。

若者や訪日外国人(インバウンド)の需要は郊外にも広がってきた。愛知県犬山市の国宝・犬山城は「インスタ映え」スポットが口コミで広がり、10日間で約6万2000人が訪れた。テーマパーク「レゴランド・ジャパン」(名古屋市)ではアトラクションに2時間待ちの行列ができるほど。開園時間も15分前倒しした。

ホテルナゴヤキャッスルをはじめ名古屋市内のホテルの稼働率は8割超が相次いだ。ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋では売上高が2割を上回り「家族連れの利用増で単価が大きく伸びた」(担当者)。

財布のひもも緩みがちで、百貨店では大型連休の前半と重なった4月下旬の売り上げが全体を押し上げた。名古屋市内の主要4社5店が7日発表した4月の売上高(速報値)は、前年同月比2%増の329億円だった。

連休の手土産需要が盛り上がったのも今年の特徴で、JR名古屋高島屋では食料品が6%増えた。5月1~6日が8%増収となったのは名鉄百貨店。「お祝いムードが購買意欲を盛り上げた」(担当者)とみられる。

一方で「連休疲れ」を指摘する声もあった。名古屋三越では5月5、6両日に客数・売上高ともに前年実績を下回った。担当者は「連休後半は家で過ごしたい人が多かった」と分析している。

(林咲希、池田将)

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