/

せかい旬景 水色に染まるタイの母の日(バンコク)

バンコクの8月は雨期真っ盛り。激しいスコールが上がった街を歩くと、鮮やかな水色の服を着た人が多いことに気づく。露店にはTシャツやポロシャツ、女性向けのシースルーなど様々なタイプの水色の服が並んでいる。

店主に理由を尋ねるとタイでは8月12日が「母の日」で祝日だという。シリキット前国王妃の誕生日で、国民は1週間程前から前王妃のシンボルカラーの水色の服を着てお祝いすると教えてくれた。5月の第2日曜日にしている日本とは違うようだ。いわれてみれば、ショッピングモールの入り口には前王妃の肖像画が飾られ、セールも行われていた。幼稚園では母親を招待してイベントが開かれると聞き、早速行ってみることにした。

露店には水色のシャツがあふれていた(2018年8月、バンコク)
シリキット前国王妃の肖像画が置かれたショッピングモール

イベント当日、園では約100人の子供たちが、水色の服を着て母親をお出迎え。その後、タイ舞踊などの発表会、似顔絵を見せて抱擁やキスを交わすなど、ほほ笑ましい光景があちこちで見られた。

水色を基調とした服を着る子どもたち

園長先生の案内で訪れた教室内では、手を合わせて母親の足に触れる子供の姿が目に入った。「ワイ」と呼ばれるタイ流のあいさつで相手の体の一番低いところに触れることが深い感謝を表すとされる。参加した母親のスゥマッタナー・サマナーグゥンさんは「このようにタイの伝統を学びながら、普段は恥ずかしがり屋の娘が愛の形を伝えてくれるのが、毎年待ち遠しい」と笑顔で話してくれた。

両手を合わせてお辞儀するタイ流のあいさつ「ワイ」で母親の足に触れる子供

母の日の贈り物としてタイではジャスミンの花が一般的で、母親だけではなく妻や親戚の年長者などへも贈るそうだ。国によって感謝の伝え方は様々、今年はカーネーションでなくタイ式に倣って身近な女性に感謝の気持ちを伝えてみるのもいいかもしれない。

(写真映像部 小高顕)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン