ヤマハ発の純利益13%減、1~3月期 円高響く
ヤマハ発動機が7日発表した2019年1~3月期連結決算は純利益が前年同期比13%減の283億円だった。今期は二輪車の新型車が少ない製品サイクルの端境期にあたり、販売を伸ばすための広告宣伝の費用が膨らんだ。ユーロ安・円高を中心に為替影響も利益を31億円目減りさせた。
売上高は6%増の4293億円。欧州向けに二輪車の販売が増えた。
営業利益は13%減の359億円だった。20年から海外で排出ガス規制が強化されることに合わせて改良車種を投入する予定。19年はモデル末期の製品が多いため販促費がかかった。中国で米中貿易摩擦への懸念から設備投資が減少し産業用ロボットの販売も低迷した。
19年12月通期はこれまでの業績見通しを据え置いた。売上高は前期比2%増の1兆7000億円、純利益は9%減の850億円を見込む。
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