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動植物100万種が絶滅危機、国連の科学者組織が報告

【ニューヨーク=大島有美子】国連の科学者組織は6日、世界で100万種の動植物が絶滅の危機に直面し、人の活動がかつてない速度で世界の生態系を脅かしているという報告書を公表した。生物多様性が失われると、人の暮らしを支える生態系の様々な機能が失われると警告した。

会合に出席した国連の科学者ら(6日、パリ)=ロイター

報告書をまとめたのは「生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES、ドイツ)。同組織は報告書で、過去1千万年の歴史に照らすと10倍から100倍もの速度で生態系の喪失が進んでいると指摘。生態系を保全する行動を取らなければ、「さらに喪失が加速する」とした。

報告書によると、繁殖する動植物の種類は減る一方という。例えば人間が食料としてきた哺乳類は2016年までに6190種類のうち9%超が絶滅したほか、少なくとも1000種類の絶滅が危惧されているという。長期的な食物確保に必要な穀物の保護も不足している。動植物の多様性がなくなることは「将来の気候変動や害虫、病気のまん延などへの耐性が減る」ことを意味する。

状況を打開するために「最新の科学的な知見に基づいた環境に関する国際的な目標の再設定や、環境保護に関する合意や資金の工面」が求められると強調した。

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