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ミタル、欧州で7%減産 需要減で「鉄冷え」再来警戒

【フランクフルト=深尾幸生】鉄鋼世界最大手の欧州アルセロール・ミタルは6日、欧州で年産換算で300万トンの鋼材を減産すると発表した。2018年の同社の欧州での粗鋼生産量の約7%に相当する。欧州での需要減と、域外からの鋼材輸入増に備える。鉄鋼業界は中国などの過剰生産で14~15年にかけて収益が悪化した。ミタルは生産を調整し、需給を引き締める狙いとみられる。

主に鋼板が対象となる。ポーランドの製鉄所は高炉などの上流工程を一時的に休止する。スペインでは生産量を減らして生産する。イタリアで計画していた増産は遅らせる。

ミタルによると、ポーランドではロシアからの鋼材輸入量が18年に前の年から4倍になった。欧州域外から欧州への鋼板の輸入は17年から37%増えた。ミタルは欧州連合(EU)は19年2月にセーフガード(緊急輸入制限)を発動したが、効果が不十分だと訴えている。

電気料金や原材料価格の高騰も減産の理由に挙げた。ミタルの18年の粗鋼生産量は全世界で9250万トン、このうち欧州は4469万トンだった。 ミタルは中国の過剰生産に端を発する「鉄冷え」の影響で、15年12月期に80億ドル(約8800億円)近い最終損失を計上した。16年以降の市況改善を受けて業績は回復しており、足元では再び拡大路線に転じていた。

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