2019年6月25日(火)

丸紅、インドネシア企業から提訴
損害賠償77億ドル求められる

サービス・食品
東南アジア
2019/5/5 18:00
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丸紅は5日、インドネシアでの債権回収を巡って、現地企業のシュガーグループから77億5千万ドル(約8600億円)の損害賠償を求める訴訟を起こされたと発表した。丸紅は2017年4月に中央ジャカルタ地方裁判所でシュガーグループに対して16億ドル(約1800億円)の損害賠償訴訟を起こしており、同地裁で反訴されたかたちだ。

両社は1990年代のアジア通貨危機以降、インドネシアの最高裁判所などで複数の訴訟を続けてきた。丸紅がインドネシアで受注して納品した砂糖プラントの建設費用を巡り、シュガーグループに支払いを求めているが、両社で主張が対立している。

訴訟の過程で信用が毀損されたなどとして、丸紅は17年にシュガーグループを提訴していた。この提訴へのシュガーグループによる反論書の提出期限が19年4月末だったが、反論書に代わってシュガーグループに属する5社が4月30日に新たに丸紅を提訴した。丸紅に信用を毀損されたなどと主張し、関連5社のそれぞれが十数億ドル規模の賠償を求めている。

丸紅は「シュガーグループの請求内容が棄却されるよう、粛々と対応する」とコメントした。今後の訴訟のスケジュールは未定という。

これまでの両社の裁判では、11年にインドネシアの最高裁が丸紅の債権を認めて丸紅の勝訴が確定。だが、同年にシュガーグループが複数の地方裁判所で訴訟を起こし、17年の最高裁で丸紅が敗訴、2億5千万ドル(約280億円)の支払いを命じられていた。ただ、丸紅はこの判決に対しても再審理を求めている。

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