2019年8月25日(日)

ベネズエラ野党支持の米州諸国、キューバに圧力

2019/5/4 9:39
保存
共有
印刷
その他

【サンパウロ=外山尚之】ベネズエラのマドゥロ政権に批判的な米州諸国が集まる「リマ・グループ」は3日、ペルーの首都リマで緊急外相会議を開き、マドゥロ政権による野党勢力や国民の弾圧を非難する最終宣言を採択した。マドゥロ政権を支えるキューバに対し、「必要な措置を取ることを決めた」と明記。外交圧力を強化することで、野党陣営を支援する。

3日、「リマ・グループ」の外相会議を終え、記者会見するペルーのポポリシオ外相(写真中央)=ロイター

最終宣言にはブラジルやカナダなど米州11カ国に加え、ベネズエラの野党陣営が署名した。4月30日に軍人に蜂起を呼びかけた野党指導者のグアイド氏について「完全に支援することを再確認する」として、同国の軍人に対し「憲法に従い、不法な政権を支援することをやめるべきだ」と記した。

マドゥロ政権を支援している国として、ロシア、トルコ、キューバの名を挙げた。キューバにはベネズエラ危機解決への議論に参加するよう強く求めた。一方、4月の会合で採択した声明では書かれていた中国の名前は今回の宣言にはなかった。

今後、リマ・グループはウルグアイや欧州連合(EU)などで構成する「コンタクトグループ」と連携し、ベネズエラの民主主義復活に向けた取り組みで協力するという。

グアイド氏は3日、カラカスで記者会見を開き、軍人の協力を得るため、4日に反政府デモを開催すると発表した。グアイド氏は「我々は平和な手法に立ち戻る」と述べ、マドゥロ政権から離反するよう、軍人に呼びかけるという。

4月30日の事実上のクーデターが不発に終わった後、マドゥロ政権はグアイド氏をはじめ野党陣営への非難を強めているが、同氏の身柄拘束には踏み込んでいない。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。