2019年6月16日(日)

首相、20年改憲目標「変わらず」 「自衛隊」明記に意欲

憲法改正
政治
2019/5/3 14:38 (2019/5/3 21:08更新)
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安倍晋三首相(自民党総裁)は令和に改元後初めての憲法記念日である3日、憲法改正を推進する民間団体が都内で開いた集会にビデオメッセージを寄せた。2年前に示した2020年に新憲法を施行する目標について「いまもその気持ちは変わらない」と強調した。「憲法にしっかりと『自衛隊』と明記し、違憲論争に終止符を打つ」と改めて意欲を示した。

首相は3日、憲法改正集会にビデオメッセージを寄せた(提供=民間憲法臨調/憲法国民の会)

首相は3日、憲法改正集会にビデオメッセージを寄せた(提供=民間憲法臨調/憲法国民の会)

首相は憲法9条に自衛隊の存在を明記するとした自民党改憲案に関して「すべての自衛隊員が誇りを持って任務を全うできる環境を整える」と説明した。「先頭に立って責任をしっかり果たす決意だ」と語った。

自民党改憲案が記す教育充実の狙いにも触れ「真に必要な子どもたちの高等教育無償化を実現する」と主張した。「家庭の経済事情にかかわらず、教育はすべての子どもに開かれたものにする。憲法にしっかり位置づけなければならない」と理解を求めた。

「令和元年という新時代のスタートラインに立ち、この国の未来像について真正面から議論を行うべき時に来ている」と改憲論議を呼びかけた。自民党改憲案の国会への提示時期には言及しなかった。集会後、同党の下村博文憲法改正推進本部長は記者団に「総裁の発言を重く受け止め、実現へ努力する」と話した。

公明党の北側一雄憲法調査会長はBSフジ番組で「スケジュールありきではなく、まず合意形成が大事だ」と慎重姿勢を示した。立憲民主党の枝野幸男代表は都内で護憲派の集会に出席し「権力を憲法によって拘束するまっとうな社会をつくるため、安倍政権を倒す先頭に立つ」と訴えた。

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