米の引き渡し要求に対抗 英審理でアサンジ被告

2019/5/3 0:48
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【ロンドン=共同】ロンドンの治安裁判所で2日、内部告発サイト「ウィキリークス」創設者アサンジ被告(47)の米国への引き渡しを巡る審理が行われ、AP通信などによると被告は米国の引き渡し要求に対抗する考えを示した。被告は米国で、機密漏えい罪で起訴されており、米政府は引き渡しを受け全容解明を目指す構え。

米国への引き渡し要求に対抗する考えを示したアサンジ被告=ロイター

裁判所判事は、審理終結まで数カ月かかるとの見通しを示した。

米司法省によると、アサンジ被告は元米陸軍兵マニング受刑者と共謀して2010年に米政府のコンピューターネットワークに侵入したとして、昨年3月に連邦大陪審に起訴された。ウィキリークスは10年、入手した情報を次々と公開した。

2日の審理は法廷とアサンジ被告の拘束先を映像でつなぐビデオリンク方式で行われた。被告は、米機密情報を暴露した行為は「多くの賞を獲得したジャーナリズム」だと正当化し「引き渡しは望まない」と訴えた。

アサンジ被告は、スウェーデンでの性犯罪の疑いが持たれ、10年に滞在先のロンドンで逮捕されたが、米国に移送されて機密情報暴露の責任を追及されるのを恐れ、保釈中の12年に在英エクアドル大使館に逃げ込んだ。

7年近く籠城を続けたが、ロンドン警視庁が先月11日、大使館内で逮捕。英刑事法院は今月1日、保釈中に出頭を拒んだなどとして禁錮50週の判決を言い渡した。

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