与野党、憲法記念日で談話 憲法施行から72年
日本国憲法は3日、1947年の施行から72年を迎えた。与野党は憲法記念日に合わせて談話や声明を発表した。
自民党 憲法改正には国民的な議論が不可欠だ。国会における幅広い合意形成に向けた努力を丁寧に慎重に進めていくことが大切で、こうした初心を忘れずに憲法改正議論をリードしていくことがわが党の使命だ。
公明党 憲法も新時代に対応した改正があってしかるべきだ。新しい価値観や憲法改正でしか解決できない課題が明らかになれば、現行憲法を維持した上で必要な規定を付け加える「加憲」で臨む考えだ。
立憲民主党 日本国憲法は深刻な危機に直面している。「あらゆる国家権力は憲法によって制約される」という立憲主義を守り回復させることを約束する。
国民民主党 未来志向の憲法を議論していく。まずは前提として国民投票法の改正に取り組む。その上で、地方自治の本旨や自衛権のあり方、解散権の制約、知る権利などの議論を深める。
共産党 安倍政権による9条改憲を断念させるときで、参院選で国民が厳しい審判を下すことを心から呼びかける。
日本維新の会 憲法は常に議論され、必要であれば国会が発議し国民投票で改正するのが立憲主義の姿だ。国民に我が党の提案について議論と批判を求めたい。
希望の党 新時代にふさわしい憲法のあり方を議論することは国会に求められる最も重要な役割の一つだ。これからも不断に真摯に憲法論議を進めていく。
社民党 憲法改悪を決して許さず、暮らしと平和を守る政治の実現にまい進する。