クアルコム、アップルから5千億円 和解で大幅増収に
4~6月期見通し

2019/5/2 7:09
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【シリコンバレー=佐藤浩実】米半導体大手のクアルコムは1日、4~6月期の売上高が前年同期を6~8割上回る92億~102億ドル(約1兆300億~1兆1400億円)になりそうだと発表した。知的財産の対価をめぐる米アップルとの法廷紛争での和解に伴って45億~47億ドル(約5000億~5200億円)の一時収入を得るほか、2年あまり中断していた特許料の支払いも復活する。

アップルとの和解でクアルコムの業績は改善へ=ロイター

クアルコムはアップルと4月16日に和解。アップルがクアルコムに対して6年にわたりライセンス料を支払い、複数年の半導体供給を受けることで合意した。スティーブ・モレンコフ最高経営責任者(CEO)は「アップルと合意に達し、彼らを顧客として支援し続けられることを楽しみにしている」と話した。

1~3月期の売上高は5%減の49億8200万ドルで、事前の市場予想(48億ドル)を上回った。中国などでスマートフォンの販売が振るわなかったため半導体の販売部門の売上高は4%減の37億2200万ドル、知財ライセンス部門の売上高は8%減の11億2200万ドルだった。リストラ費用の減少などで純利益は2倍の6億6300万ドル。

クアルコムは華為技術(ファーウェイ)とも一部の係争を続けているが、モレンコフ氏は「アップルとの和解が(この件にも)解決をもたらすと信じている」と話した。米連邦取引委員会(FTC)との独占禁止法違反をめぐる裁判の結果はまだ出ていない。

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