2019年6月18日(火)

令和初日に婚姻届 記念の御朱印…「忘れない日に」

「令和」新時代
10連休
2019/5/1 20:36
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「令和」初日の1日、婚姻届を出すカップルのほか、初売りに行列する買い物客、記念となる御朱印や消印を求める人々など、それぞれの新たな一歩を楽しむ姿がみられた。「忘れない日にしたい」「平和に過ごせる時代に」。新時代を迎えた人々は、大きな夢と期待で胸を膨らませた。

▼初売り

西武池袋本店(東京・豊島)では1日、午前10時の開店を前に300人以上の客が列を作った。開店と同時に来店客に「令和」の焼き印が入ったどら焼き「福どら」が振る舞われ、東京都練馬区の女性は「『令和』初日にいいことがあればと思って、どらやきをもらいに来た」と喜んだ。

令和初日の「初売り」で福袋を買い求める人たち(1日、東京都豊島区の西武池袋本店)

令和初日の「初売り」で福袋を買い求める人たち(1日、東京都豊島区の西武池袋本店)

限定50組のハンカチ10枚入り福袋は午前中で完売。「福袋が目当てではなくても近くを通りかかって購入した人もいた」(担当者)という。

イオン津田沼店(千葉県習志野市)は4月30日夜、カウントダウンイベントを開催。「令和」の文字入り商品が並ぶ中、数量限定のフライパンセットを買った50代主婦は「日常生活で使う物だけに改元セールで安く手に入るのは助かる」とうれしそうに語った。

▼婚姻届

東京都練馬区は1日、区役所に婚姻届の臨時対応窓口を設けた。日付入りの記念撮影スポットを用意し、早朝から多くのカップルが姿を見せた。

令和改元の日に一番乗りで練馬区役所に婚姻届を出し、記念写真を撮るカップル(1日、東京都練馬区)

令和改元の日に一番乗りで練馬区役所に婚姻届を出し、記念写真を撮るカップル(1日、東京都練馬区)

同区の会社員、鯉渕哲也さん(36)と美紀さん(29)は午前7時ごろ婚姻届を提出した。3月中旬に結納を済ませ、入籍のタイミングを探っていたころ、令和が発表された。美紀さんは平成元年生まれ。新元号にあやかり「平和な家庭を築いていきたい」と笑みがこぼれた。

「絶対に忘れない日にしたかった」と語るのは同区の会社員、石田涼介さん(26)と香織さん(32)。香織さんの誕生日の4月20日にプロポーズし、「一番近くて、一番いい日を選んだ。昭和生まれと平成生まれの2人で明るい家庭を築き、令和の時代を送りたい」と話した。

▼御朱印

明治天皇を祭った明治神宮(東京・渋谷)には、皇室ゆかりの菊の紋章が使われた「御朱印」を求める参拝客が列を作り、ピークの午前11時には「10時間待ち」の看板が最後尾に掲げられた。通常の倍以上の15人ほどの神職などが参拝客が持参した御朱印帳に「令和」の文字を書き入れた。

「令和元年」の日付が入った明治神宮の御朱印を手にする人たち(1日、東京都渋谷区)

「令和元年」の日付が入った明治神宮の御朱印を手にする人たち(1日、東京都渋谷区)

1時間以上並んだ千葉県松戸市の会社員、仲里麻子さん(48)は記帳された文字を眺めて「新時代の実感が湧いてきた。平成では4人の子供が無事育った。令和は孫が平和に過ごせる時代になってほしい」と祈った。

都内在住の松本敏夫さん(74)は3年前に膵臓(すいぞう)がんが見つかり、手術を経験した。「平成は苦い思い出が多い。令和こそ病気がないようにとの思いがこみ上げてきた」と語り、大事そうに御朱印帳をかばんにしまった。

▼令和初日の消印

日本郵便は1日、全国約180カ所の郵便窓口で、新元号「令和」の初日を表す「1・5・1」の日付が記された押印サービスを行った。東京・丸の内の東京中央郵便局では午前9時の開業前に150人の行列ができ、入居するJPタワー4階に設けた特設会場で対応に追われた。

「令和」最初の日付が押印されたはがき(1日、東京都千代田区)

「令和」最初の日付が押印されたはがき(1日、東京都千代田区)

東京都足立区の高沢明さん(68)は「令和」と墨書した額縁を掲げる菅義偉官房長官の写真に切手を貼り、押印を受けた。菅氏の背後の青色のカーテンは高沢さんが営んでいた内装会社が首相官邸に納入したものだという。

高沢さんは「自分の仕事がこんな形で生きるとは思わなかった。令和も戦争のない時代になればいい」と喜び、新しい時代への期待を膨らませた。

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