2019年5月26日(日)

米中貿易協議、終了へ 追加関税の扱いなど議論

中国・台湾
北米
2019/5/1 17:04
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【北京=原田逸策】米中両国政府は1日、北京で開いた閣僚級の貿易協議を終えた。お互いの製品にかけている追加関税を合意後にどうするかを巡り、意見を交わしたとみられる。8日からはワシントンに舞台を移して協議を続ける。

協議は4月30日から2日間の日程で開き、米側は米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン財務長官が出席、中国側は交渉団を率いる劉鶴副首相が参加したとみられる。

米交渉団は30日午後に北京に着き、同日夜に米中はワーキングディナーを開いた。1時間余りで終わったようだ。1日は朝から協議に臨んだが、昼すぎには終了したもよう。昨年お互いにかけた最大25%の追加関税の扱いが焦点だが、合意後すぐの全廃を求める中国と一部を残したい米国との溝は残ったとみられる。

北京での交渉は以前より大幅に短くなった。米側には実質的な交渉はワシントンで進める思惑があるとみられる。米国が閣僚を2人も送ったのは、習近平(シー・ジンピン)国家主席と会う目的だったようだ。

3月末の北京での前回協議ではライトハイザー氏らは会えなかった。面会が実現すれば2月以来となる。米中はトランプ米大統領と習氏の首脳会談で貿易協議を決着させる方針で一致しており、会談の調整は今回の協議でも大きな課題だ。

習氏は4月下旬に開いた「一帯一路」首脳会議の講演で知的財産保護、市場開放など中国の構造改革について唐突に説明した。米中協議の論点ばかりを並べたうえ、習氏は「1つの約束は千金に値する」とも語った。「中国は約束を守らない」との米側の懸念に配慮し、協議妥結に向けた意欲を習氏が示したとの受け止めも出ている。

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