2019年9月21日(土)

ASEAN+3、19年成長率5.1% AMRO予測

2019/5/1 9:28
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【シンガポール=中野貴司】東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓の経済を調査・監視する「ASEANプラス3マクロ経済調査事務局(AMRO)」は1日、域内の経済見通しを発表した。2019年の成長率を5.1%と前回の1月時点の見通しから据え置いたほか、20年の成長率を5.0%と予測した。

AMROは香港が貿易摩擦の影響を特に大きく受けると分析する=ロイター

AMROは米中の貿易摩擦の激化や地政学リスクの台頭を、域内経済の主要なリスクとして挙げた。ただ、基調シナリオとしては物価上昇率が20年まで2%前後で安定し、成長率も5%台を堅持するとみている。中国の19年の成長率見通しは1月時点から0.1ポイント上方修正し、6.3%とした。一方、タイやマレーシア、ベトナムなどASEAN主要国の成長率予測は引き下げた。

AMROは米中の貿易摩擦が各国経済に与える影響も試算した。米中がお互いの国からの全ての輸入製品に25%の関税をかける悪化シナリオの場合、貿易への依存度の高い香港の国内総生産(GDP)は0.86%、シンガポールは0.65%下押しされると分析した。

これに対し、フィリピンやインドネシアへの負の影響は0.1%程度にとどまると予測した。長期的には、ASEAN内でも貿易摩擦の打撃が大きい国と恩恵を受ける国に分かれると説明した。

AMROは参加国の経済運営状況を監視するとともに、アジアの外貨融通網である「チェンマイ・イニシアチブ」の運営を支援する国際機関。

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