英自動車生産16%減 1~3月外需不振
EU離脱懸念も影

2019/4/30 16:55
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【ロンドン=篠崎健太】英自動車工業会(SMMT)が30日発表した1~3月期の英自動車生産台数は、前年同期比16%減の37万289台だった。1~3月期としては2011年以来8年ぶりの低水準となった。8割を占める輸出向けが欧州や中国の需要鈍化で17%減と振るわなかった。欧州連合(EU)離脱をめぐる先行き不透明感から英国内向けも12%減った。

3月単月では前年同月より14%少ない12万6195台だった。輸出、国内向けがともに2ケタの減少となった。10カ月連続のマイナスで、生産縮小に歯止めがかからない。4月はEU離脱による混乱に備えるため複数のメーカーが工場の操業を一時休止しており、低調な状況が続きそうだ。

SMMTは併せて、EU離脱の英自動車生産への影響に関する外部機関の予測を公表した。英国とEUがまとめた離脱案に基づく「移行期間」のある離脱になった場合、19年の生産台数は前年より1割強少ない136万台となり、21年に142万台に回復する。一方で「合意なき離脱」になれば21年に107万台と3割落ち込むという。

マイク・ホーズ会長は「わずか数年前までは20年に年産200万台が見込まれたが、英国の安定した事業環境の評価が傷つき不可能になった」と述べた。EU離脱の期限は10月末まで延びたが「合意なき離脱の脅威は残っている」と指摘した。

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