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「深い敬愛と感謝の念、新たに」 首相が国民代表の辞

安倍晋三首相は30日夕の「退位礼正殿の儀」で、国民代表の辞を述べた。「天皇陛下の御心に思いを致し、深い敬愛と感謝の念を今一度新たにする」と語った。「これまでの天皇陛下の歩みを胸に刻みながら、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来を創り上げていくため、さらに最善の努力を尽くしてまいります」とも訴えた。

「退位礼正殿の儀」で国民代表の辞を述べる安倍首相(30日午後、皇居・宮殿「松の間」)=代表撮影

首相は天皇陛下が皇室典範特例法に基づき退位されると説明した。「国の安寧と国民の幸せを願われ、一つ一つのご公務を、心を込めてお務めになり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たしてこられました」と述べた。

平成の30年間に日本で東日本大震災などの自然災害が相次いだことに触れ「天皇陛下は皇后陛下とご一緒に国民に寄り添い、被災者の身近で励まされ、国民に明日への勇気と希望を与えてくださいました」とも話した。

「退位礼正殿の儀」で天皇陛下にあいさつする安倍首相(30日午後、皇居・宮殿「松の間」)=代表撮影

◇   ◇

首相の国民代表の辞の全文は次の通り。

謹んで申し上げます。

天皇陛下におかれましては、皇室典範特例法の定めるところにより、本日をもちまして御退位されます。

平成の30年、「内平らかに外成る」との思いの下、私たちは天皇陛下と共に歩みを進めてまいりました。この間、天皇陛下は、国の安寧と国民の幸せを願われ、一つ一つの御公務を、心を込めてお務めになり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たしてこられました。

我が国は、平和と繁栄を享受する一方で、相次ぐ大きな自然災害など、幾多の困難にも直面しました。そのような時、天皇陛下は、皇后陛下とご一緒に、国民に寄り添い、被災者の身近で励まされ、国民に明日への勇気と希望を与えてくださいました。

本日ここに御退位の日を迎え、これまでの年月を顧み、いかなる時も国民と苦楽を共にされた天皇陛下の御心に思いを致し、深い敬愛と感謝の念を今一度新たにする次第であります。

私たちは、これまでの天皇陛下の歩みを胸に刻みながら、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来を創り上げていくため、さらに最善の努力を尽くしてまいります。

天皇皇后両陛下には、末永くお健やかであらせられますことを願ってやみません。

ここに、天皇皇后両陛下に心からの感謝を申し上げ、皇室の一層の御繁栄をお祈り申し上げます。

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