天皇陛下「国民に心から感謝」 最後のお言葉
退位礼正殿の儀
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30日午後5時すぎ、皇居・宮殿「松の間」で「退位礼正殿の儀」が執り行われ、天皇陛下が国民に向けて在位中、最後となるお言葉を述べられた。
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陛下は「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」としたうえで、「明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」と述べられた。
憲政史上初となったこの儀式には、天皇、皇后両陛下をはじめ、皇太子ご夫妻ら皇族方、三権の長や地方自治体の代表ら約300人が出席した。
平成最後の日となる30日は、午前中から皇居・宮中三殿で退位礼の挙行を報告する宮中祭祀(さいし)も営まれ、国事行為の「退位礼正殿の儀」で、3月から続いた一連の退位の儀式は終了。両陛下はこの後、夜にかけて、関係者からあいさつを受けられる。

