2019年6月21日(金)

子供が選ぶ本のオスカー 大阪・箕面、今年で10回目

関西
2019/4/30 8:32
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子供の読書意欲を高めようと、大阪府箕面市が毎年発表している「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」が今年で10回目を迎える。2010年の国民読書年に創設。子供自身が支持する本を選ぶのが特徴だ。昨年は市内の小中学生約1万2千人が投票。「作品賞」や「主演男優賞」など5部門を決め、受賞者には中学生が手作りしたオスカー像が贈られる。

「絵本賞」を受賞しオスカー像を受け取る青山南さん(2018年11月、大阪府箕面市)=共同

市立図書館の司書らが毎年春以降、前年子供に人気だった国内外の作品を部門ごとに5~8冊ノミネート。学校での読み聞かせをするなどして周知し、7月ごろ投票する。節目の今年は各部門に「大賞」を設け、過去9回の受賞作から1作を選ぶ初の取り組みとなる。

市は、オスカー像を贈呈する授賞式と、作家が学校を訪問する「オーサービジット」を毎年実施。18年11月の授賞式は市立メイプルホールで開催され、保護者ら約300人が子供らの司会進行を見守った。小中学生が壇上で受賞作を発表。感想をつづった手紙と、中学生が約1カ月かけて特殊な粘土で受賞作の特徴を表現したオスカー像を受賞者らに手渡した。

「絵本賞」を受賞した「あっ、ひっかかった」を翻訳した青山南さん(70)は壇上で「子供に選ばれたということに勝る喜びはない」と感激した様子だった。

市の担当者は「作家が子供に身近な存在になってきている。賞をきっかけに普段読まない子も本を読んでほしい」と話している。〔共同〕

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