2019年6月26日(水)

ローゼンスタイン米司法副長官、5月11日に退任へ

トランプ政権
北米
2019/4/30 7:05
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【ワシントン=中村亮】ローゼンスタイン米司法副長官は29日、5月11日に退任すると発表した。2016年の大統領選にロシアが介入した疑惑の捜査方針をめぐってトランプ大統領と一時対立した。トランプ氏に宛てた辞表では「信頼できる証拠とは政治的に偏ったものではない」と強調し、疑惑捜査を「魔女狩りだ」と主張していたトランプ氏を念頭に疑問を呈した。

ローゼンスタイン米司法副長官(右)はトランプ大統領とロシア疑惑捜査をめぐり対立していた(18日、ワシントン)=ロイター

ホワイトハウスは2月、ローゼンスタイン氏の退任を発表したが具体的な時期は決まっていなかった。4月中旬にロシア疑惑の捜査報告書を公表したことで退任を決断したとみられる。後任にはジェフリー・ローゼン運輸副長官がすでに指名されている。

ローゼンスタイン氏は17年5月、モラー元米連邦捜査局(FBI)長官を特別検察官に任命し、ロシア疑惑の捜査を本格化した。辞表では「政治的な配慮が政策の選択に影響しうるが、中立的な原理が個別事例での結論を導くべきだ」と指摘した。トランプ氏から疑惑捜査の打ち切りを要求されていたことなどを念頭に、司法省は独立した立場で政策決定をする考えを強調した。

ローゼンスタイン氏はロシア疑惑を巡ってトランプ氏や側近に捜査網を広げ、同氏と対立し解任説がたびたび取り沙汰されていた。憲法修正25条に基づいてトランプ氏の解任を画策したと報じられたこともある。

ロシア疑惑について、ローゼンスタイン氏は重要人物の起訴などについてモラー氏から相談を受けて捜査全体を統括した。19年3月に捜査が終了すると、バー司法長官とともに捜査報告書の公開範囲を精査した。

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