2019年8月23日(金)

マリオット、米国で民泊参入へ 米メディア報道

2019/4/30 6:25
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【ニューヨーク=西邨紘子】ホテル最大手の米マリオット・インターナショナルが米国で民泊事業に参入する。29日、複数の米メディアが関係者の話として報じた。既に欧州の一部都市で試験的に短期宿泊型のアパート物件の運営を初めており、5月にも正式に米事業立ち上げを発表する予定という。

マリオットがロンドンで試験的に始めた民泊物件=AP

米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、マリオットは英国の住宅賃貸管理会社「ホストメーカー」と組み、パリ、ローマ、リスボン、ロンドンの4都市で短期滞在向けの住宅施設宿泊サービスを試験的に進めてきた。好調な事業を受けて、近く米国にもサービスを拡大する計画。現在、米国内の管理会社と同地域での事業立ち上げに向けた調整を進めている。

マリオットは30種類の傘下ブランドを通し、世界で客室130万室を運営する。ライバルの米スターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイドを買収し、規模を大きく広げた。

民泊と商業宿泊施設は適用される規制や建物に求められる安全基準などが違うため、事業運営でノウハウをつみ、将来的に幅広い種類の宿泊需要取り込みに向けて布石を打つと見られる。

米エアビーアンドビー(エアビー)を筆頭とする民泊の世界的な広がりに伴い、ホテル業界の危機感も強まっている。エアビーで宿泊予約ができる物件数は500万件超と幅広い。直近でエアビーがビジネス宿泊需要の取り込みに動く中、従来型ホテルと宿泊需要を競う場面も増えている。

米メディアなどによると、マリオットに先立ち、これまでに米ハイアット・ホテルズや仏アコーなど大手企業が民泊事業に出資している。ただ、いずれも小規模なものに留まっている。

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