メキシコ、軍用空港に民間用滑走路 6月着工へ

2019/4/30 4:50
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【メキシコシティ=丸山修一】メキシコ政府は首都に隣接するメキシコ州にある軍用空港に民間用滑走路などを建設することを決め、29日に現地で起工式を開いた。現在のメキシコシティ空港は飽和状態で前政権が新空港を建設していたが、ロペスオブラドール大統領が費用が過大として中止を決定。現空港に加えて軍用空港の民間活用で乗り切る方針だ。

軍用空港での起工式に出席したロペスオブラドール大統領(29日、メキシコ州)=ロイター

当初は29日から工事を始める予定だったが、環境影響評価などが不十分と指摘されたことを受けて、本格着工は6月にずれ込む。現時点では2021年の完成を予定している。ロペスオブラドール氏は「今回の計画はメキシコシティ空港の飽和状態の解決だけでなく、倹約にもつながる模範的な事例になるだろう」と起工式で自信を示した。

ロペスオブラドール氏は前政権までの政策を徹底的に批判することで昨年7月の選挙を勝ち抜いた。新空港建設は前政権の目玉政策の1つ。当選後に法的根拠のない「国民への意見調査」を実施し、反対多数となると「国民の意志を反映している」などとして一方的に中止を決定した。こうした独断的な政治手法に経済界を中心に批判が広がっている。

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